みやびブレンド

福岡県春日市という温かく優しい町で、音楽教室 Sounds Fun Music School と音楽の民間学童保育 おとわ を運営しながら、2人のちびちびモンスター(仮)を育てる35歳の音楽マニア。お外向けじゃなく“みやび”という人間性を知ってもらうブログを図々しく立ち上げちゃった次第。

ラジオパーソナリティ時代の話。

こう、秋めいてくると家事がめちゃくちゃ捗る。
洗い上がった衣類の匂いや珈琲の薫りがより愛おしい。
そんな季節ですねえ〜♪


もうね、毎日がとにかく発見の連続で。
幾つになっても学びは終わらないな〜と
黙々と考えながら運転していました。


運転のお供はCross FM。
25歳からFMkaratsuで
パーソナリティの仕事に就いて
結婚するまでの丸7年
毎週ラジオでMCをしていました。


特に最初の4年は
毎週月曜 17時から2時間生放送の
とてつもない緊張感の担当だったので
声のケアやモチベーション維持は
本当に大変だったなぁと思い出します。


残りの3年は私の名前がついた
五十川雅presents Sounds Fun
(今のスクールの名前にもなった番組です)
と言う音楽番組だったので
気楽に楽しく音楽を紹介していましたが

どちらにしてもやっぱり
声だけで何かを伝えるって本当に難しい。


特に声に自信があったわけでもないし
急に舞い込んできてくれたお仕事だったので
最初の方は何かにつけ
(こんな奴が公共の電波で話していいのか…)と
ものすごく落ち込んで、自問自答も沢山しました。



でも結局ね。

その人にとって 今 必要な物事が
起こるわけだから
逃げてても自分にプラスにはならない。

その瞬間はしんどくて苦しくて
全てを投げ出したくなっても
絶対、後で笑い話にできたり
こうやって語れる日が来るから
あと1日だけ頑張ってみるといいよね。


そう思って、なんとか
奮い立たせて過ごしていました。


思い返せばいつもそうだったなあ…


友達が嫌。先生が嫌。学校が嫌い。
とにかく学校に行きたくなくて
毎日朝になると泣いていた学生時代。

ヴァイオリンのレッスンが怖くて
レッスンに行きたくなくて
どうやって辞めようか悩んだ受験。


受験本番で演奏に失敗して
同行してくれた母に
「生まれてきてごめんなさい」「死にたい」と
帰りの浜松町からのモノレールで
暴言を吐いて母を泣かせた高3。

無事に大学に入学したのに
大学の雰囲気が合わなくて
寮生活が見苦しくて
辞めたくて辞めたくて
バイトに逃げようとした大学時代。

人間関係がしんどくなって
福岡に帰りたくなって母に泣きついた東京時代。


(羅列しただけで親不孝さが半端ないな…)


その度に母のかけてくれた言葉を
思い出していました。

“やめたっていいよ。
やめるのは簡単、いつでもできる!
だからさ。今日まで頑張ってみたら?
それでもし今日苦しかったら
明日もう一回だけ頑張ってみて
やっぱり変わらなかったら、やめたらいいよ。”


この言葉のおかげで
「今日まで頑張る。明日まで。明日で終わり!」
そう自分に言い聞かせて
なんとか奮い立たせてたなぁ、と。


やばい時は上の言葉をノートに書いて
ビリビリとノートから破いて
部屋中に貼り付けてたりしてましたよ。


今日まで!明日まで!それでおしまい!頑張った!


でも、本当そうなんだよね。
長いスパンで物事を考えると
無意識に自分にプレッシャーがかかって
追い込んでしまいがちだけど
とにかく目の前のことを、少しずつ。
これだけでなんだかとっても心が軽くなって
救われた気がするんです。


ありがたかった…

そんなことをふわふわ思い出しながら
洗濯して今日も一日最大級に楽しみます。


毎日、家にいて
可愛い我が子を愛でて
美味しいご飯を食べて
あったかい布団で寝られる。

最幸の贅沢に感謝して。
恩返し(恩送り)していこうと思います。