みやびブレンド

福岡県春日市という温かく優しい町で、音楽教室 Sounds Fun Music School と音楽の民間学童保育 おとわ を運営しながら、2人のちびちびモンスター(仮)を育てる35歳の音楽マニア。お外向けじゃなく“みやび”という人間性を知ってもらうブログを図々しく立ち上げちゃった次第。

MRI受けてきた。

人生で初めて、MRI検査をしてきました。
次男を出産した後、ソファに次男をネンネさせて
ミルクをあげようと座ったら、お腹のあたりで
「ゴロッ」と思わず脂汗が出るような違和感。


(え……なにっ!?)

 

気づかないふりをして乗り切ろうとしましたが
一度気になったらもうとことん気になる!!

そこですぐに大橋駅の近くの知らない外科に行ってみた。


先生「そうね……太り過ぎ。」

 

 

OMG(´ω` 
そりゃ自他ともに認めているよ。
そんなところじゃないよ。
ゴロッは絶対脂肪じゃないよ。


「そんなに気になるならCTでも受けてきたら?
紹介状書くから行って来な〜」

 

 

ということで時計を見ると
さっきミルクをあげた時間から早くも3時間経過!
困った!ミルクを持って来ていない!
でも先生、大きな病院に予約入れちゃって今すぐ行けという。

どうしよう…と困り果てて母に電話。


「今すぐ行くよ!」

 

 

あ〜助かる。いつも頼れるは実の母ナリニケリ。


母にミルクの在処と家の鍵と次男をお願いして
一人で病院へ。


バックバクしながらCT撮って
結果を待つ。

 


結果発表【わかりません】

 

 

 

…え。


先生「とりあえず太り過ぎだから痩せたら」

 

もうそのアドバイスええわ。


とりあえず痛みもないんでそのまま放置。
しこりって怖いけど痛みがないと何故か忘れてく。


んで、今年の6月。

子ども達と遊んでいて暴れた拍子に
突如、ヤツは存在アピールをしてきた。


「ごりっ」

 

 

…あ。キミ…ひ、久しぶりだね。

 

夫に相談するとソッコーで徳洲会に予約を入れられてしまった。

 

外科。

またもやCT。

 

今回は暴れたせいか
ちょっと痛みもあるし恐怖感が募る。


結果発表【わかりません】



デジャヴっっっっっっっっっっ

 

 

まじか。
なんだこれ。


とりあえず、腫瘤はあるしね〜
MRI行きますか。と紹介状を書かれて
家に持ち帰るも、まあ〜気が沈む気が沈む。
病院まじ苦手!


1日ほど悩んで徳洲会に電話。

「のっぴきならない事由によりMRIを辞退します」


いやいやいや、検査した方がいいですよ。本当に。



と念をおされたけど、無駄に頑固なみやびは揺るがない。

「いえ、ありがとうございましたガチャ!」

 

 

よし。キャンセルできたし。
さ〜楽しい日々を送ろう!


翌週。

出張レッスンで車を運転中
私の相棒はやっぱり槇原敬之さん。

シャッフルで彼のアルバムを満遍なく網羅するのだが
まさかの初対面の曲が流れてきた。


「…ほぅ。いいっすね」

と独り言を言いながら聞いていると

 

目をそらし続けてた開けるべき新しい
ドアに手をかけよう
勇気をだして

きっと大丈夫
新しいドアの向こうから振り返る度に
あんなものを幸せと呼んでいたなんてと
今まで何度も 笑ってきたじゃないか


槇原敬之“新しいドア”https://www.uta-net.com/song/173684/

 

 

 

と、唐突にマッキーが語りかけてきた。

 

 

「…え。やだ。タイミング!」
思わずリピートして聞いてみる。


どうやら、マッキーが病院へ行けという。
マジか…マジか。
少し考え込んだ後、徳洲会に電話した。


「あの…やっぱりMRI受けます」

 

この界隈では大きめな病院というだけあって
先日予約した日はもう埋まっていて
てゆうかだいぶ先まで埋まっていて
やっと予約できたのが9月30日だった。

 

 

ほえー待たせるやん。
まあいいや。
予約した瞬間、大きな責務を果たした気がした。



そして、人生初体験のMRIを本日受けて来ましたよっと。


MRIがどんなものか全く知らなかったので
ソワソワしながら病院へ。
外科やら放射線科やらウロウロさせられてようやくMRI受付へ。


「コンタクトを外してください」

 

マジか!それ知らんかった!
私の視力はもう神々しさすらあるレベル。
昨夜、夫の運転する車に裸眼で乗ったら
全ての光が直径30cm程度のドットになってて焦った。

「待って!なんで全部ドットなの!!!」
はぁあああ?

家族が変な目で見たのは言うまでもない。

そんなレベルで著しく視力が衰えているので
“コンタクトを外す=死”を意味するわけだから
ここは全力で断!!……れず。

いそいそとコンタクトを外して
壁を触り伝いながらゆっくりゆっくりと歩いた。



「造影剤入れる針入れますね〜」

私はいつの頃からか注射針が入っていくのをみるのが
まるっきしダメになっちゃってるので
この時ばかりは見えない自分に感謝した。


そしていざ、本番。

「機械の音が大きくてうるさいので
ヘッドホンつけますからね〜」

と言われて覚悟していたものの
始まった瞬間、まじでうるさい。


ヘッドホンから流れてくる
究極のα波癒しの極上音楽を
心から楽しもうと思っていたのに
機械から大音量で流れる
シ♭ーーー!シ♭ーーーー!シ♭ーーーーーー!
に思わず声をあげて笑ってしまった。


これが20分弱続いて
そのたびにニヤニヤしながらやり過ごす。


そして終了。


終わった〜〜〜〜〜〜〜!まじおめでとう!
と心で叫びながら
またゆっくりゆっくり壁を伝い歩きして
荷物とコンタクトを置いている場所へ戻る。


「次は造影剤の針を抜くので外科に行ってくださいね〜」

カルテを渡されて
(ホイホイ、まずはコンタクトをっと…)
と目を落とした瞬間

はっっっっっっっっ!
腕の真ん中に針刺さっとる!!!

ゆえに、腕曲げれません!
ゆえに、コンタクト、付けれませんンンンンー!!!



5分ほど固まって
「どうしよう、どうしよう…」
と試行錯誤するも
どう努力しても腕曲がらず。
コンタクト、触れず。
正しくは触れるんだけど目にput on出来ず。


結果、壁をまた伝い歩きしながら
見えない大きな掲示を極限まで顔を近づけて見て

「ああ…ここ違う。これ、小児科や」

「ああ…え、ここは。の、脳神経外科。」

「ついた!…違うやん、超音波室ってなんやねん」


やっとの思いで外科について針を抜いてもらい
コンタクト様と無事再会を果たし
この努力を忘れないうちにどこかに残しとこうと
今ブログを書いております(笑)


終結果発表は今から。
うーん、今回も【わからない】やったら


どないしよ。

“触れる”ことを恐れない。

触れることで愛着って増していきますよね。
なんでもそうなんだろうけど、触れるって大事。


昨日の出来事。
「これがあなたの楽器だよ」
初めてのことでドキドキしている様子。
一緒にゆっくりとケースを開けて、楽器とご対面。



Sounds Fun Music Schoolの人気メニュー
「楽器プレゼントコース」
は、担当講師が己の名誉にかけて(笑)、血眼になっていい楽器を手に入れてくる。

だから迷いなく
その時の最高なものをお渡しすることが出来る。


今回のヴァイオリンは敢えてドイツやチェコの楽器を除外して
中庸ではあるものの抜群の安定感があり
年式によっては艶っぽいいい音をだす
鈴木ヴァイオリンに懸けた。


「…わあ。」

宝石のようにアンティークに光る楽器に言葉を奪われて
ただほうっと見つめる。


ケースもクロスもダークブラウンで揃えた。
私が思う彼女のイメージカラーだった。


彼女の表情を伺いながら
「あのね、今日はレッスンできないからさ。
次のレッスンの時までこの楽器、先生が預っとこうか?」
と言うと食い気味に首をブンブンと横に振って

「持って帰りたい。」と言った。


まだ扱い方は知らないけど
一緒にお家に帰って一番に家族に見せたい。
と続けて言う彼女の顔はまさに喜色満面。
私まで顔が綻ぶ。


初めてあった瞬間にもう、独占欲に駆られちゃうあの感じ。
わかるよ。
これは、わたしの。わたしだけの相棒だ、って。


次のレッスンまでとにかく触れる。
弦を弾いてみたり、弓に松脂を塗ったり。
クロスで丁寧に拭いたり、ボディを撫でたり。

人間と一緒でコミュニケーションを図ると
なんだか距離が縮まって大事にしようと改めて、思うね。





結婚して5年目の私たち夫婦。
夫はとにかくベタベタしたがりマンで
恋人の頃から変わらずベタベタ大好き。
息子たちがジィーッと見ていても
後ろから前からハグハグ〜ッ!と止まらない。


私は愛情表現が下手な方なので
「えーもう、ちょっと。やめぇ〜〜い!」
みたいにあしらってしまうのだけど。


触れるってやっぱり大事だから。

今日は少しだけ
夫にも優しくしようかと思います。……笑

誰かと比べる必要はあるか、ないか。

その道のトップになる、ってかっこいいよね。
なんだって極めてる人は、最高にかっこいい。
そんで、そんな風に自分もなりたいと思う。
それはごく自然の流れ。



私の卒業アルバムの「将来の夢」の欄は実に壮大である。

幼稚園の時の卒園アルバムは「親指姫」
小学校のアルバムは「世界をまたに賭ける超一流ヴァイオリニスト」
中学校のアルバムは「世界をまたに賭けるヴァイオリニスト」
高校のアルバムは「ヴァイオリンを弾き続ける」
大学はアルバムはないけどmixiブログには「有名になる」


幼稚園の夢はまあ良いとして(未だに兄弟にイジられる)
なんか歳を重ねるにつれ現実が見えてきてる感も否めない。

でも絶対に諦めたくなかった。
意地じゃないよ。気づいたら私には、私にしかできない“音楽”がそこにあった。
だから奏続けた。それだけなんだ。

 

 

いつしか「有名になりたい」とも思わなくなった。
それよりも今ね、現時点ですごいなって思うのは「ずっと継続して音楽を奏で続けられる」ってことだって最近は思っていたりするんです。


私なんか、20代までは好きな時にピアノやヴァイオリン引っ張り出して
朝まで音楽制作したりレコーディングに明け暮れたり動画撮ったり
音楽仲間と飲み歩いて音楽の野望を語ってヒントをもらったり
とにかくやりたいことを全力で全部やって
後悔ない!って思うまでイ〜〜ッパイ音楽やって。

それなのに
どんどん音楽に対して足りないって思うようになった。

満たされない何かがあったり、時間をうまく使えなくて
鍵盤のラの♭に親指を置いたまま2時間ボ〜ッとしたこともあった。
(今考えたらなんか怖いね(笑))


“満たされない何か”はわからないままだったけど
私を取り巻く環境が30の声を聞いて踊るように変化していった。


最愛の人との出会い。
その人と音楽を奏でる喜び。
結婚。
妊娠。
出産。
育児の始まり。
また妊娠、そして出産。
引っ越し。


音楽という世界の中でちっぽけに生きもがいてた私が
こうやって嫌でも音楽から少し離れて
「今やるべきこと」にフォーカスした時
驚くほど自然にいろんな答えが見えてきた。


音楽が、好きだ。


誰のためでもない、私の音楽を私のために奏でて。
誰かと比べなくていい。
あの子が上手い?あの子は藝大?
何にも必要ない。

私は、音楽が好き。それでいい。



その道のトップになる、ってかっこいいよね。

なんだって極めてる人は、最高にかっこいい。
そんで、そんな風に自分もなりたいと思う。
それはごく自然の流れ。


だけど。
それよりも大切なのは
本当に自然体で、音楽と向き合うこと。

音楽を必要としていたら音楽も必要としてくれる。
肩肘張らないで
私にしかできない旋律を紡いでいく。


ライバルは誰ですか?

先日、生徒さんに突如投げかけられた質問。

『先生、ライバルっています?誰ですか?』

 

答えは、父でしょうね。
いや〜ちょっと質問が難しすぎるけど、私にとって昔から腹が立つくらい父にはコテンパンにやられてきました。


高校でモーツァルトについて勉強して
もうなんかすっごい分かった気になっちゃって
走って家に帰ったら父がいたんでね。言ったんですよ。

モーツァルトについて、教えてあげよっか?」って。

 

 

父の専門分野は、法律。
音楽じゃないです、民法です。
ただ趣味は「クラシック音楽を宇宙まで愛する」みたいなところあるんで
並行して何故か音楽史まで理解している。

音楽聴くときにジャケット裏の裏まで爆読みはまぁスタ。
(私一度も読んだことないですごめんなさい)
そこに書いてある
作曲家だけでなく演者の背景や人生観も全部把握して
ときには涙を流しながら演奏に心酔する。


ちょっと困った父なんで、意地悪してやろうと思ってね。
モーツァルトについて、教えてあげよっか?」
これですよ、投げかけたんですよね。


そしたら0,1秒でノックアウトされました。
「みやびちゃん。発音が違いますよ。
そもそもヴォルフガング・アマデウスモーツァルトというのは1756年1月27日にオーストリアザルツブルクで生まれた古典派を代表する大作曲家なんて言われてますけどね、この音源を一度聴いていただきたいのだけれどそもそもそのry」


声をかけた相手を間違えた。
その後小一時間CDを聴かされ、表現の違いやモーツァルトの人生について論じられ…
気づけば夜ご飯の時間になってて全然おやつとか食べられんかったしそもそも早く制服脱ぎたかったしカバンだって部屋に置きたかったのに全然間髪入れんで喋るしおじいちゃんたちにただいまって言わないかんかったのにいやまぁそもそも帰って早々音楽史をぶつけてきた私がいけませんでした本当に申し訳ございませんでした。



それ以来、音楽史の授業で新しい分野をインプットしても
そっと心の中にとどめておくようになりました。ふふふ


毎日のように新しいCDをゲットしては
クラシックコレクションを増やす父。
実家に帰省するたび、
「みやびちゃん!何年と何年のベートーヴェンのこの演奏聴き比べてみて!すごいんだから!持って帰って!今日持って帰って感想聞かせて!すぐよ!聞いて!早く!ねえ!」
と目をキラキラ輝かせて話してくれる父。


敵わない。



でも。負けたくない人がいるうちは最強に頑張れる。

いつか父を論破してやろうと目論見、日々勉強を続けるみやびであった。(ホントか)

みやび、はてなブログに現る。

「公式LINE、上手に使ってる?」

と聞かれてドキッとした。中途半端に全てに手を出しているもののその真髄は何一つ理解していない。

 

私の人生、常にものを使いこなしていないのである。

 

机の上にでんと横たわるMacBook

その横で同じ顔して寝てるChromebook

奥にWindowsのノートパソコン。

カタカタと現在、文章を打ち込んでいるのはiPad。横にはスマホ。腕にApple Watch


持ってるだけで、全然使えてないの。あっぱれ。

 

 

なのに、新しいものを見つけたら欲しくてたまらない。

で。手に入れたらそこで満足。ふふふのふ

一番購入されたくない相手よね。

 

 

 

そんな私が昨日。
仲良しの生徒さんに「公式LINE上手に使ってる?」と唐突に投げかけられ、言うまでもなくあたふたした。
スクールの公式LINEに「リッチメニュー」っていうのがあって
そこに君のことがわかるようなブログを貼り付けなさい。と言う。

誰が私なんぞの個人的なブログに興味があろうか😵と思ったのだけれど
先生の人間性を知れる一番良いツールだ、と彼は言う。


なるほど、確かにうわっついた文章を並べた外向けのブログと違って
なんや人間くっさ〜い文章はどちらかというと私自身、好みだ。
だけどそんなブログを延々書き連ねていけるだろうか?
ふと気づけば育児・仕事・体型をループしてため息ついてる私が
そこを取っ払ってちょっと成長できるだろうか。


わからないけど、不思議と やってみたい と思った。
だからここに今から宣言!
みやび、ブログやってみます(ドンガラガッシャ〜〜ン:昭和初期)

ま、いいや。
ちょっといや〜な内面、みんなで赤裸々にしていきましょうka。